松(エゾマツ)
松はヒノキや杉などと木目によっては、ぱっと見わからないことがありますが、縦に入る木目が綺麗なことが多いです。
エゾマツの木材は、日本国内では特に北海道産の針葉樹材として知られており、建築用材から楽器用の高級材まで幅広く使われます。
以下に、木材としての特徴と、高級用途の具体例をまとめます。
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楽器の響板(ピアノ・ヴァイオリン・ギターの表板)
年輪が緻密で軽く弾力があり、音の立ち上がりと伸びが良い“王道の音響材”。
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建築の内装材(天井板・羽目板・建具・造作)
白~淡色で木目が均一。軽く加工しやすく、和洋どちらの内装でも定番。
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合板・集成材(家具用ベニヤ、構造・造作用)
反りが少なく切削・接着性に優れるため、表面材や軽量家具材として広く採用。
高級グレードは「年輪が細かい・無節・柾目」などの条件で選別され、主に①の楽器用途に回ります。
(※エゾマツは名称に“松”とありますが分類はトウヒ属〈スプルース〉です)。
8月制作実績(一部)
